Beat Training Manual
	
		
		
		Version1.2.0からプリセットのビートパターンだけではなく、ユーザーによる独自のビートパターンが作成が可能になりました。
		以下の仕様のビートパターンを作成し、ユーザービート(USER BEAT)を登録します。
		登録したユーザービートを選択して使用する事で、作成したビートパターンをリファレンスとして演奏する事が可能となります。
		
		
		
		
		
		ユーザービート記述仕様
		
		
		
		ビートパターンはこのユーザービート入力フィールドに数値を記述する事によって行います。
		ビートパターンは音符の長さを示す数字と区切り記号のコンマ(,)を入力します。
		それ以外の文字を入力するとエラーとなります。
		(※)例外的にコンマ前後の空白(スペース)は入力可能です。
		
		例)
		48,24,12,12,24,12,6,6,16,16,16
		24,0,12,12,0,12,12,24,96
		
		
		音符の長さ
		
		ビートトレーニングで使用されるビートはクォンタムという概念によって演奏のタイミングが作られています。
		楽譜でいう4分音符の長さが48クォンタムとなっており、ビートトレーニングは4/4拍子にのみ対応しているので、1拍が48クォンタムとなります。
		つまり1小節(4拍)は必ず192クォンタムとなります。
		8分音符は4分音符の半分の24クォンタム、16分音符は更にその半分の12クォンタムとなります。
		
		■クォンタム - 音符
		192 全音符(1分音符)
		96 2分音符
		48 4分音符
		24 8分音符
		12 16分音符
		6 32分音符
		3 64分音符
		1 128分音符三連符
		
		指定出来る最大の長さの音符は192クォンタムです。(192クォンタム以上の長さの指定は、後述する休符との併用で可能です)
		また、最速では1クォンタムの長さで演奏する事が可能ですが、ディレイやレイテンシによってリアルタイム性が損なわれる可能性があるので、32分音符(6クォンタム)までの使用を推奨します。
		
		
		休符
		
		0のビートを入力する事でそれに続く数字で休符の長さを指定します。
		例えば
		
		0,24
		
		を入力すると8分休符となります。
		
		休符は裏打ちなどのように1拍めにビートを鳴らしたくない場合、特に有効です。
		また、休符を連続で入力する事であたかも192クォンタムを超える音符の長さを入力するのと同様の効果が得られます。
		
		
		ビート作成
		
		ビート記述は音符の長さの合計が必ず192の倍数のクォンタムとなるようにビートを作成してください。
		つまり最低でも1小節以上の長さで、2小節、3小節...8小節... など、1小節単位でビートを作成します。
		それ以外の長さを入力するとエラーとなります。
		入力出来るビート記述の長さは1000文字という制約があります。
		1000文字以内であれば何小節でもビートが作成可能です。
		
		例1)1小節
		24,24,24,24,24,24,24,24
		
		例2)2小節
		48,48,96,96,48,24,24
		
		
		エラーについて
		
		入力されたビートに長さの間違いや入力出来ない文字がある場合はエラーとなり、画面上には赤色の文字とエラーアイコン表示で入力にエラーがある事を知らせます。
		エラー入力
		
		エラーが発生している場合、ユーザービートは選択出来ないようになっているのでビート記述を見直してエラーを取り除いてください。
		仕様通りの適正なビートパターンが入力され、バリデートされるとユーザービートが利用可能となります。
		正常な入力
		
		
		
		ユーザービート入力例
		
		
		■4ビート
		48,48,48,48
		
		■8ビート
		24,24,24,24,24,24,24,24
		
		■16ビート
		12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12
		
		
		その他
		
		現在、ユーザービートは1種類しか登録出来ませんが、記憶させておきたいビートはメモ帳などのテキストファイルにユーザービート記述を何種類か書き留めておき、ユーザービート入力フィールドへコピー&ペーストするといった運用を推奨します。